忙しい時の「何かやりたい」はどうせ暇になってもやらない

きっと皆さんはこんなことを一度は思ったことがあるだろう。

 

「忙しくてやりたいことができない」

 

今まさにこんな事を筆者は思っているところだ。

 

ただ一方で、忙しい時の「何かがしたい」はただの現実逃避のように思える。実際忙しい時にやりたいことが山積みであるにもかかわらず、ふと暇な時間ができてもやることは”寝る”に尽きるのである。

 

そんな自分にはありきたりな言い訳が用意されている。

 

「今日(もしくは今週)は忙しかったので疲れたから休みたい」

 

ただ、確かに忙しいのは事実である。普通の会社員である筆者は7時には起きて、帰ってくるのは21時、22時。自由な時間はせいぜい取れても一日1時間程度である。休日は人づきあいがある中どうにかして時間の確保をしているところだ。

 

まあ、これは仕方がない。時間がないのだから。

 

転職して時間がとれる会社で務めたいとたびたび思う。いっそのこと仕事なんてやめてアルバイトでもしたほうが幸せなんじゃないかと毎日思う。少ない稼ぎでもいいから狭いアパートでひっそりと本を読んでくらしたいと切に思う。

 

ただ一方で、怠惰な自分が時間なんてできたらきっと何もしないのだろう。せいぜい信じられるのは性欲と睡眠欲、何もしたくないという欲無き欲望くらいではないだろうか。自分のやりたいことは本当にやりたいと思っている事なのだろうか。ただの現実逃避なのではないのだろうか。自分の欲望が信じられない。

 

今の激務でそこそこ給料をもらえている会社をやめて薄給で緩い会社に転職したい気持ちが募るばかりだが、自分の欲望を信じていいのだろうか。時間ができても結局何もしない未来が見える。